捨てられた猫は野良では生きていけない [野良猫&地域猫]
外にいる猫を「自由きままでいい」という人もいますが、
本当に外で暮らす猫たちは、自由きままに幸せに生きているのでしょうか。
飼い猫がある日突然、外に捨てられたら、
どうなると思いますか?
野良の母猫から生まれた野良猫も、外でラクラク、楽しく生きているわけでは決してないと断言します。
いつ命の危険に見舞われてしまうかわからない日々を過ごしているのです。
まして、外での生活に心得のない飼い猫が突然に外に放り出されたら・・
生まれてこのかたず~っと、安全な家の中で、人からご飯をもらったり、
遊んでもらったりして過ごしてきた猫です。
野生動物ならば狩りをすることでしょう。
でも、人に飼われていた猫に、そんなことがうまくできるはずがありません。
母猫は普通、子猫に狩りの仕方を教えます。
兄弟猫とは、プロレスごっこして遊びながら、噛まれたり引っかかれたら痛いということや、
意思疎通の方法を習得したりします。
しかし、ブリーダーのところで生まれて、ペットショップで売られているという猫だとしたら、
もしかすると母猫や兄弟猫からかなり早い時期に引き離された可能性があります。
そういう猫は、狩りの仕方も身に付けていませんし、場合によっては他の猫たちと
上手く共存する仕方もまるで分からない可能性があります。
そういう猫がある日突然、外の世界に放り出されて、
自分で食べ物を探し生きていくことができるでしょうか。
空腹のあまり、ゴミ箱などをあさって、住民に迷惑をかけるかもしれません。
カエルや虫などを食べて、消化不良や下痢になったり、
感染症にかかったりすることもあります。
今までのような猫トイレがないので、人の家の花壇で排泄をして、
怒られる可能性も高いです。
道路を歩いていて、車にはねられてしまうこともあります。
他の猫と喧嘩をして大けがをしたり、エイズや白血病、皮膚病などに
感染してしまったりすることもあるでしょう。
寒い季節なら、風邪をひいたり、低体温になったりして、
あっという間に命の灯が消えてしまうかもしれないのです。
子猫なら一晩で固くなってしまうでしょう。
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人に飼われていた経験から、人恋しくて誰彼かまわずなついていくことも有り得ます。
出会う人がみんな、親切な人とはかぎりません。
ご飯をくれたり、保護してくれたりするとはかぎりません。
悪質な人に近寄ってしまい、虐待されたり、
残酷な仕打ちを受ける実例も報告されています。
「動物虐待は犯罪」と言われていても、現に、
そのような悲しい事件がたくさん報告されているのです。
このように
外の世界には危険がいっぱい。
捨てられた猫は野良ではほとんど生きていけない
ということがわかると思います。
それでもやはり
捨てられる猫の数は依然として多いのが実情。
捨て猫のピークの時期は春、4月~6月くらい。
大抵は生後間もなくか、離乳前の目を開く前に捨てられます。
古い言い伝えから、猫を捨てる時に顔を見られると呪われる、
たたりにあうということで、目が開く前に母親から離して捨てる人が多いです。
さらには、猫が大人になってから捨てる人もいます。
引っ越しをして猫を飼えなくなったとか、拾った猫が大きくなりすぎた、
病気になった、家具を傷つける、とか飼い主の都合で捨てる人も実に多い。
命の尊厳について考える人は
一旦家族に迎えた猫を終生大事にしてくれるものです。
本当に外で暮らす猫たちは、自由きままに幸せに生きているのでしょうか。
飼い猫がある日突然、外に捨てられたら、
どうなると思いますか?
野良の母猫から生まれた野良猫も、外でラクラク、楽しく生きているわけでは決してないと断言します。
いつ命の危険に見舞われてしまうかわからない日々を過ごしているのです。
まして、外での生活に心得のない飼い猫が突然に外に放り出されたら・・
生まれてこのかたず~っと、安全な家の中で、人からご飯をもらったり、
遊んでもらったりして過ごしてきた猫です。
野生動物ならば狩りをすることでしょう。
でも、人に飼われていた猫に、そんなことがうまくできるはずがありません。
母猫は普通、子猫に狩りの仕方を教えます。
兄弟猫とは、プロレスごっこして遊びながら、噛まれたり引っかかれたら痛いということや、
意思疎通の方法を習得したりします。
しかし、ブリーダーのところで生まれて、ペットショップで売られているという猫だとしたら、
もしかすると母猫や兄弟猫からかなり早い時期に引き離された可能性があります。
そういう猫は、狩りの仕方も身に付けていませんし、場合によっては他の猫たちと
上手く共存する仕方もまるで分からない可能性があります。
そういう猫がある日突然、外の世界に放り出されて、
自分で食べ物を探し生きていくことができるでしょうか。
空腹のあまり、ゴミ箱などをあさって、住民に迷惑をかけるかもしれません。
カエルや虫などを食べて、消化不良や下痢になったり、
感染症にかかったりすることもあります。
今までのような猫トイレがないので、人の家の花壇で排泄をして、
怒られる可能性も高いです。
道路を歩いていて、車にはねられてしまうこともあります。
他の猫と喧嘩をして大けがをしたり、エイズや白血病、皮膚病などに
感染してしまったりすることもあるでしょう。
寒い季節なら、風邪をひいたり、低体温になったりして、
あっという間に命の灯が消えてしまうかもしれないのです。
子猫なら一晩で固くなってしまうでしょう。
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人に飼われていた経験から、人恋しくて誰彼かまわずなついていくことも有り得ます。
出会う人がみんな、親切な人とはかぎりません。
ご飯をくれたり、保護してくれたりするとはかぎりません。
悪質な人に近寄ってしまい、虐待されたり、
残酷な仕打ちを受ける実例も報告されています。
「動物虐待は犯罪」と言われていても、現に、
そのような悲しい事件がたくさん報告されているのです。
このように
外の世界には危険がいっぱい。
捨てられた猫は野良ではほとんど生きていけない
ということがわかると思います。
それでもやはり
捨てられる猫の数は依然として多いのが実情。
捨て猫のピークの時期は春、4月~6月くらい。
大抵は生後間もなくか、離乳前の目を開く前に捨てられます。
古い言い伝えから、猫を捨てる時に顔を見られると呪われる、
たたりにあうということで、目が開く前に母親から離して捨てる人が多いです。
さらには、猫が大人になってから捨てる人もいます。
引っ越しをして猫を飼えなくなったとか、拾った猫が大きくなりすぎた、
病気になった、家具を傷つける、とか飼い主の都合で捨てる人も実に多い。
命の尊厳について考える人は
一旦家族に迎えた猫を終生大事にしてくれるものです。
タグ:捨て猫 野良
“猫の島”田代島の猫たち画像集 [野良猫&地域猫]
日本中にいくつか存在する「猫の島」。
宮城県にある田代島を知る人は少ないかもしれない。
田代島は宮城県石巻市に属する島で、主産業は漁業と観光業。
面積は3.14k㎡
人口は約80人、平均年齢は70歳を超えている。
それに対して猫はおよそ100匹ともそれ以上とも言われる。
かつては釣り客くらいしか訪れない無名の島だった。
2006年頃からテレビで猫が多い島として紹介され、
2008年には年間約3000人が猫目当てに島を訪れ、
さらに2010年には年間約12000人と、観光客が急激に増加した。
田代島の猫は、飼い猫と野良猫の中間のような存在で、住民のなかに溶け込んで暮らす「地域猫」のような存在となっている。 田代島は大泊と仁斗田の2つの集落とに大別される。 どちらの集落にも港があり、石巻からの船が定期的に寄港する。 島の中心は仁斗田の方。猫が多いのも仁斗田で、仁斗田の路地にはそこかしこどこにでも猫がいる。 一方大泊は、港付近に十数件の家が並ぶだけの小さな集落で、猫も仁斗田ほど多くない。 スポンサーリンク 2011年3月11日、田代島は東日本大震災の巨大津波に襲われ甚大な被害を受ける。 牡蠣養殖が壊滅するなど、主要産業が大きな被害を受けた。 個人的にお気に入りの、あのおいしいヒジキも被害を受けた。 島民の多くが高齢者だが、一部の島民によって復興事業の一助として全国の愛猫家から復興資金を募る「田代島にゃんこ・ザ・プロジェクト」が実施された。その経緯は本にもなった。 その成果で、田代島は以前以上の人気を集めるようになり、島民にも猫たちにもより良い暮らしの一助となっている。
宮城県にある田代島を知る人は少ないかもしれない。
田代島は宮城県石巻市に属する島で、主産業は漁業と観光業。
面積は3.14k㎡
人口は約80人、平均年齢は70歳を超えている。
それに対して猫はおよそ100匹ともそれ以上とも言われる。
かつては釣り客くらいしか訪れない無名の島だった。
2006年頃からテレビで猫が多い島として紹介され、
2008年には年間約3000人が猫目当てに島を訪れ、
さらに2010年には年間約12000人と、観光客が急激に増加した。
田代島の猫は、飼い猫と野良猫の中間のような存在で、住民のなかに溶け込んで暮らす「地域猫」のような存在となっている。 田代島は大泊と仁斗田の2つの集落とに大別される。 どちらの集落にも港があり、石巻からの船が定期的に寄港する。 島の中心は仁斗田の方。猫が多いのも仁斗田で、仁斗田の路地にはそこかしこどこにでも猫がいる。 一方大泊は、港付近に十数件の家が並ぶだけの小さな集落で、猫も仁斗田ほど多くない。 スポンサーリンク 2011年3月11日、田代島は東日本大震災の巨大津波に襲われ甚大な被害を受ける。 牡蠣養殖が壊滅するなど、主要産業が大きな被害を受けた。 個人的にお気に入りの、あのおいしいヒジキも被害を受けた。 島民の多くが高齢者だが、一部の島民によって復興事業の一助として全国の愛猫家から復興資金を募る「田代島にゃんこ・ザ・プロジェクト」が実施された。その経緯は本にもなった。 その成果で、田代島は以前以上の人気を集めるようになり、島民にも猫たちにもより良い暮らしの一助となっている。
野良猫の生活圏はどれくらいの広さ? [野良猫&地域猫]
生活圏とは、猫が常日頃から行ったり来たりする範囲のことで、「ホームレンジ」とも呼ばれます。
ある調査によると、屋外で暮らしているメス猫の平均生活圏サイズは1.68平方キロメートル、オス猫は6.12平方キロメートルに及ぶという結果が出ています。
前者は日本のディズニーランド3.5個分、後者は13個分の広さに相当しますので、かなり広い範囲を行ったり来たりしている感じを受けます。
メスの生活圏は食料資源いかんで決まり、オスの生活圏はメス猫の密度によって確定される。
その結果、オスの生活圏はメスの3.5倍にまで大きくなる。
しかし、
猫の生活圏の広さは食料の豊かさによって大きく変化するものです。
実際に、十分なエサがある場所においてのメス猫の生活圏が100メートル×80メートル程度まで縮小し、反対に、エサがあまり多くない場所においては40平方キロメートルまで拡大することが、別の研究で実証されています。
また、自由気ままに放浪しているオス猫の生活圏は、結構あいまいです。
これは、メス猫の生活圏が食料の多寡によって決まるのに対し、オス猫の生活圏が、主にメス猫の存在によって決まるためだと考えられています。
メス猫を求めてウロウロと放浪する結果、生活圏がメス猫の約3.5倍にまで広まってしまうのです。
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一方、猫の“縄張り”ですが、自分の匂いを残すことで他の猫が侵入することを拒絶するエリアのことで、「テリトリー」とも呼ばれます。
猫は監視できるくらいの範囲を縄張りと捉えたら、そこを周期的に見回り、マーキングして歩くことになります。
マーキングには通常、「スプレー」と呼ばれる尿が使われます。
これは普通のオシッコとは違って、しっぽを高く上げて後方に撒き散らすように放出するオシッコのことで、非常に臭いです。
ところで、糞便に関しては、縄張りの近辺では土をかけずにそのまま残されることがあるといいます。
しかしこれが、縄張りを示す目印としての役目を果しているかどうかは、いまだに不明です。
さてこちらは地域猫。
町はずれの山沿いの地域に暮らす野良猫の家族です。
鳥の声、虫の声が響くなか、古い錆びた階段で憩いのひとときを過ごす猫家族は穏やかだった。
ある調査によると、屋外で暮らしているメス猫の平均生活圏サイズは1.68平方キロメートル、オス猫は6.12平方キロメートルに及ぶという結果が出ています。
前者は日本のディズニーランド3.5個分、後者は13個分の広さに相当しますので、かなり広い範囲を行ったり来たりしている感じを受けます。
メスの生活圏は食料資源いかんで決まり、オスの生活圏はメス猫の密度によって確定される。
その結果、オスの生活圏はメスの3.5倍にまで大きくなる。
しかし、
猫の生活圏の広さは食料の豊かさによって大きく変化するものです。
実際に、十分なエサがある場所においてのメス猫の生活圏が100メートル×80メートル程度まで縮小し、反対に、エサがあまり多くない場所においては40平方キロメートルまで拡大することが、別の研究で実証されています。
また、自由気ままに放浪しているオス猫の生活圏は、結構あいまいです。
これは、メス猫の生活圏が食料の多寡によって決まるのに対し、オス猫の生活圏が、主にメス猫の存在によって決まるためだと考えられています。
メス猫を求めてウロウロと放浪する結果、生活圏がメス猫の約3.5倍にまで広まってしまうのです。
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一方、猫の“縄張り”ですが、自分の匂いを残すことで他の猫が侵入することを拒絶するエリアのことで、「テリトリー」とも呼ばれます。
猫は監視できるくらいの範囲を縄張りと捉えたら、そこを周期的に見回り、マーキングして歩くことになります。
マーキングには通常、「スプレー」と呼ばれる尿が使われます。
これは普通のオシッコとは違って、しっぽを高く上げて後方に撒き散らすように放出するオシッコのことで、非常に臭いです。
ところで、糞便に関しては、縄張りの近辺では土をかけずにそのまま残されることがあるといいます。
しかしこれが、縄張りを示す目印としての役目を果しているかどうかは、いまだに不明です。
さてこちらは地域猫。
町はずれの山沿いの地域に暮らす野良猫の家族です。
鳥の声、虫の声が響くなか、古い錆びた階段で憩いのひとときを過ごす猫家族は穏やかだった。
ゆったり過ごす野良猫家族のひととき [野良猫&地域猫]
この猫たちは地域猫。
エサを探し回る必要がないので、いつもこの地域でのんびり過ごしている。
誰にも邪魔されないお昼寝の時間帯は見る側もゆったり気分になれる。
しかしながら
一般的に野良猫は、飼い猫とは違って生きていくのが大変です。
エサの確保は生死にかかわる最重要事項で、寝床の確保はそのあと。
時期的に発情期が来ると、エサよりもそちらが優先事項となります。
何もかも飼い主に依存している飼い猫は何の苦労もなく過ごしているので、まったく安心しきった状態の“大の字”になって熟睡する猫もいます。
野生で生きる野良猫は、いつ何がおきるかわからないので熟睡なんてできません。眠りが浅く、ちょっとした物音ですぐ目覚めます。
そんな野良猫はどのように一日を過ごすのでしょうか。
その行動にはパターンがあります。
おおよそ次のようなパターンとなっています。
一日の行動パターンとしては、早朝自分のテリトリーを見回った後は、すぐに寝ることはしないで、しばらくは見晴らしの良い場所でくつろぎながら通行人など周囲の光景を眺めています。
それから後は夜に活動するまで寝ていることになりますが、日中は熟睡はしない状態で、またずっと同じ場所ではなく数時間おきに場所を移しているようです。
そして夕方にもう一度テリトリーを見回ってから夜の活動に備えます。
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獲物について言えば、鳥を狙う場合は日中に、ネズミなどの夜行性動物を狙う場合は夜に、と狩りは不定期。
ある程度の食べ物を獲得できると、一日の大半を寝ることにあて、体力の消費を抑えます。
2、3日の“食いだめ”がきくと言われていますが、それはやむを得ない状況の場合です。
夜には「猫の集会」というものがあります。
住宅街の駐車場等で、人が寝静まった深夜の2~3時すぎに8~10匹くらい集まります。
お互い2mくらいずつの間隔をあけていて、鳴き合うわけでもなく、ただ座っていたり毛づくろいをしているだけ。何のために集まるのかよくわかりません。
一日の活動を終えて、最後に寝る時にだけは同じ寝床に戻るようですが、熟睡するのはその時の2~3時間くらいのようです。
一日の仮眠、睡眠は合わせて18時間くらいでしょうか。
ほかの猫とのバトルや、カラス、人間等の外敵も多く、季節による厳しい天候も含めたいくつものストレスにより、野良猫の平均寿命は5~6年と言われます。
飼い猫より10年も短い、ずいぶん厳しい世界なのです。
エサを探し回る必要がないので、いつもこの地域でのんびり過ごしている。
誰にも邪魔されないお昼寝の時間帯は見る側もゆったり気分になれる。
しかしながら
一般的に野良猫は、飼い猫とは違って生きていくのが大変です。
エサの確保は生死にかかわる最重要事項で、寝床の確保はそのあと。
時期的に発情期が来ると、エサよりもそちらが優先事項となります。
何もかも飼い主に依存している飼い猫は何の苦労もなく過ごしているので、まったく安心しきった状態の“大の字”になって熟睡する猫もいます。
野生で生きる野良猫は、いつ何がおきるかわからないので熟睡なんてできません。眠りが浅く、ちょっとした物音ですぐ目覚めます。
そんな野良猫はどのように一日を過ごすのでしょうか。
その行動にはパターンがあります。
おおよそ次のようなパターンとなっています。
一日の行動パターンとしては、早朝自分のテリトリーを見回った後は、すぐに寝ることはしないで、しばらくは見晴らしの良い場所でくつろぎながら通行人など周囲の光景を眺めています。
それから後は夜に活動するまで寝ていることになりますが、日中は熟睡はしない状態で、またずっと同じ場所ではなく数時間おきに場所を移しているようです。
そして夕方にもう一度テリトリーを見回ってから夜の活動に備えます。
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獲物について言えば、鳥を狙う場合は日中に、ネズミなどの夜行性動物を狙う場合は夜に、と狩りは不定期。
ある程度の食べ物を獲得できると、一日の大半を寝ることにあて、体力の消費を抑えます。
2、3日の“食いだめ”がきくと言われていますが、それはやむを得ない状況の場合です。
夜には「猫の集会」というものがあります。
住宅街の駐車場等で、人が寝静まった深夜の2~3時すぎに8~10匹くらい集まります。
お互い2mくらいずつの間隔をあけていて、鳴き合うわけでもなく、ただ座っていたり毛づくろいをしているだけ。何のために集まるのかよくわかりません。
一日の活動を終えて、最後に寝る時にだけは同じ寝床に戻るようですが、熟睡するのはその時の2~3時間くらいのようです。
一日の仮眠、睡眠は合わせて18時間くらいでしょうか。
ほかの猫とのバトルや、カラス、人間等の外敵も多く、季節による厳しい天候も含めたいくつものストレスにより、野良猫の平均寿命は5~6年と言われます。
飼い猫より10年も短い、ずいぶん厳しい世界なのです。