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猫の目 素敵だけど目やにが気になる? [猫の体の不思議な魅力]


猫を見るとき、
まず猫の目に視線が行きますよね。

大きな瞳は宝石のように魅力的です。

キャッツアイ(猫目石)という宝石があるくらいですし。
             ( ^ω^)・・・

一例として
我が家の可愛い猫たちの目をご覧ください。


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実はキャッツアイというのは、
猫の目のような光学効果のことで、

カットした宝石の表面に猫の目のような
明るい光の筋が現れることを言います。


ダイヤモンド以外のほとんどの石に出現可能なので、

キャッツアイはいろんな種類があり、
色もさまざまです。



ご存知のように
猫の目の色も一種類ではありません。

   ↓

●グリーン

●ヘーゼル:グリーンからブラウンのグラデーション

●アンバー:琥珀色

●カッパー:銅色(濃い茶色)

●ブルー

●レッド:メラニン色素欠乏の突然変異種に見られる

●オッドアイ:左右の目の色が違う


以上の色調ですが、
メラニン色素が薄いか濃いかで色が変わってきます。


そして
猫は本来夜行性の動物ですから
暗闇の中でもわずかな光で視界を保てます。

人間の1/6程度の光量でも物を見分けることができるのです。



猫は瞳孔を縦に細長く開閉して
眼に入ってくる光の量を調整します。

明るい時は瞳孔を細くし、
暗い時は瞳孔を大きく開きます。

ですので夜の方が
猫の目が大きく魅力的に見えるわけです。



こんなに素敵な猫の目ですが、
実は視力は弱いのです。


猫の目を横から見ると、
ビー玉のように透けて見えますね。

少ない光をできるだけ多く取り入れるため
水晶体は大きくなっています。

そのため光の屈折・反射が大きく
画像がぼやけてしまうのです。


視野に関しては犬と人間よりも広く
動くものを認識する能力に長けているので

素早いネズミ等を狩りすることができます。


しかし視力が悪いということは
離れた所から飼い主を見分けるのは難しいということ。

まれに脱走したときなど、
飼い主なのに近づくと逃げていく、という事態も起こります。

そういう場合は
やさしく声掛けしながら近づくと良いようです。

視力は悪くても聴力は抜群で、
飼い主の声はすぐに聞き分けられます。



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ところで

とても素敵な猫の目ですが、
目やにがついていると気になりますね。


目やには、
涙の中の粘液に古い細胞やゴミが混ざった老廃物。

人間だって寝起きに多少の目やにが付いてたりします。
それくらいは正常な新陳代謝。


猫が可愛い目にちょっと目やにを付けていたら、
濡らしたガーゼやティッシュでそっと拭いてあげましょう。

清潔にしておくのは良いことです。

でも人間用のウェットティッシュは
アルコールを含んでいるので使わないでください。

綿棒を使うのも避けたいですね。
猫が急に動いたりすると危ないですから。


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正常な目やにだったら心配ないのですが、
治療が必要となる場合もありますので

猫の目と目やにをよく観察しましょう。



目やにの色が赤茶色か黒っぽい茶色で乾燥しており、
目頭に少量付いている程度なら

正常な新陳代謝によるものなので心配ありません。


次のような目やには要注意です。

   ↓

●白っぽい、または黄色や緑色の目やに

●片方の目だけに出ている

●涙が多い

●白目が充血している

●痛がって目を閉じようとする

●同時にくしゃみ、鼻水が出ている


このような場合考えられるのは

◆外傷

◆外傷による結膜炎

◆アレルギー性
 
 人間同様猫にもアレルギーがあります。
 ハウスダストや食べ物(キャットフード)が原因かもしれません。

 長引く場合は病院で検査が必要でしょう。

◆感染症

 猫ウイルス性呼吸器感染症、猫カリシウイルス感染症、
 クラミジア感染症、マイコプラズマ感染症など細菌やウィルスが原因。

 大抵は抗生物質と目薬で2,3週間ほどで治りますが、
 重症化してしまうと呼吸器が炎症を起こし危険です。
 
 
要注意の目やにかもと思ったら、
早めに動物病院で診てもらいましょう。


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猫の肉球 プニプニがたまらない魅力! [猫の体の不思議な魅力]

猫の体の中で、一番人気なのは肉球ですね。

プニプニして何とも言えない感触。

形が可愛らしいので
イラストやグッズにもよく利用されます。
  


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そんな肉球は猫にとってとても大事な部分

大事な役割を担っているので、
病気にならないようにしないとね。

では、どんな役割?

どんな病気?

どんなケアが必要?

順を追って見ていきましょう。







【猫の肉球の役割とは?】


猫の肉球は分厚くなった角質層に覆われています。
角質層の下は、脂肪を含んだ弾性繊維が網目状になってます。

肉球はその役割がら見た目以上にとても敏感です。


◆ クッションの役割

肉球には、高いところから飛び降りるときや飛び移るとき
足の裏にかかる衝撃を和らげる働きがあります。

狩りをする時、肉球のおかげで獲物に気づかれないよう
静かに近づくことができます。


◆ すべり止めの役割

子猫の時は柔らかくてつるつるの肉球ですが、
成長に伴って変わってきます。

室内飼いの猫は、床や畳などで滑らずに歩けるよう
柔らかくつるつるしたまま。

肉球が汗をかいて湿り気を帯びることで、
不安定な場所でのクッションや滑り止めの働きが良くなります。

外飼いの猫や野良猫は、ザラザラなアスファルトなどを歩くので、
硬くてザラザラした肉球になります。


◆ センサーの役割

猫の足の裏に毛が生えていないのは安全に歩くため。

肉球が地面に触れることで、地面の状態が直接足に伝わり
何らかの異変があれば素早く避けることができるのです。


◆ 物をつかむ役割

物をつかむといっても当然猿のようにはいきません。

でも肉球と肉球の間を広げてエサやオモチャを掴もうとします。

また、前足で水をすくい上げて飲んでいる姿は、
何とも愛嬌のある格好ですよね。


◆ 顔を洗う役割

猫は自分で自分の体を舐めて毛並みのお手入れをします。
顔はそうできないので、肉球を使うのです。

肉球を舐めて湿らせ、それで顔をこすることで顔を洗います。

肉球は、顔を清潔に保つための役割をも担っているのです。


◆ 体温調節の役割

猫には、肉球にしか汗腺がありません。

暑いときや運動をしたとき、または緊張したとき
肉球のまわりに汗をかいて体温を下げようとします。









【肉球の病気とは?】


ここまで見てきたように
数々の役割を担う猫の肉球は、とても高性能で敏感な部位。

「プニプニして気持ちいい」とむやみにイタズラするのではなく、
注意して触ってあげましょう。

よく観察していれば、全身の病気の発見にもつながります。

肉球がいつもより熱い → 熱がある。

いつもより色が薄い → 貧血かもしれない。



肉球そのものが炎症を起こしていれば明らかに肉球の病気。

“形質細胞性皮膚炎”と呼ばれています。


最初は肉球がむくんで腫れてくる。
      ↓
次に痛みが出て足を引きずるようになる。
      ↓
やがて膿が出て、肉球が破れて出血。


形質細胞性皮膚炎になる原因は現在のところ不明です。
免疫原性疾患ではないかと考えられています。



肉球が傷ついている場合もあります。

※ 急ブレーキをかけて、摩擦のため皮がむける。

※ 乾燥しすぎた皮膚が剥がれ落ちる。

※ 何か鋭利なものを踏んで傷つく。

※ 伸びすぎた爪が湾曲して肉球に突き刺さる。


このような場合、清潔に洗ってから
傷の程度に応じて動物病院に行くかどうか判断します。

肉球に突き刺さった爪はすぐ切るべきですが、
飼い主が爪切りできない場合は病院で切ってもらいます。




【肉球のお手入れ法とは?】


肉球はある程度丈夫にできていますが、
見てきたように意外と繊細で敏感です。

ときどきお手入れして大事にしてあげたいものです。
   ↓

猫は素足で歩き回るので、足は汚れています。
ウエットシートなどで拭いて、清潔にしてあげましょう。

爪が伸びてきたら尖った部分だけでも切ってあげましょう。

長毛の猫は、肉球の間の毛が伸びると滑り止めの役割が効かなくなります。
定期的にカットしてあげましょう。



さらに肉球をより良い状態に保つためには
   ↓

肉球を軽くつまんでやさしく肉球マッサージ

肉球クリームを塗ってスベスベに
(犬猫専用のクリーム)




猫とコミュニケーションをとりながら
これらのお手入れ法をゆっくりとやってあげましょう。

肉球に触られるのを嫌がる猫の場合は、
寝ているときにやさしくゆっくりと行ないましょう。

猫と飼い主の関係がより親密になって
互いの愛情が深まることでしょう。



タグ:猫の肉球
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