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猫アレルギーだけど猫の数が増え続け・・ [猫と飼い主]

「猫は好きだけど、猫アレルギーだから飼えない」
と言う人がいます。

そんな人意外と多いかもしれません。
お気の毒です。

でもちょっと待ってください。

猫アレルギーだと全く猫との接触は厳禁なのでしょうか?

人によってアレルギー症状には程度の差があり、
症状が改善されれば猫を飼うことが可能になる場合もあります。


実は私も“猫アレルギー”です。

現在猫16匹と同居しています。

「うそでしょ!」という声が聞こえてきそうですが。


今回は
猫アレルギーだけど猫の数が増え続けてしまった
私の経験について書いてみます。

これは実際の話です。

猫を飼いたいけどアレルギーが心配
という方の参考になれば幸いです。


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【猫アレルギー発覚、その症状】

そもそもの始まりは親戚の頼みで猫を預かったことです。

子供の頃犬と猫のいる生活だったので、
違和感なく受け入れました。

やがてその猫が病気になり、
猫のためにもう一匹飼うことにしました。

猫の心身の健康を守るため
一頭飼いより複数飼いの方が良いと
獣医師にアドバイスされたのです。

元々猫は好きだったので、可愛いがりました。

しばらくは無事に猫との生活を送りました。


しかし

冬にひどい風邪をひいた時、
喘息発作が起きました。

私は元々アレルギー体質で、
喘息と花粉症という持病がありました。

喘息がひどくて、
医師に猫をやめるよう言われました。

猫は関係ない、
そう思って聞き流しました。


次の年の春、アレルギー症状がひどくなった時、
アレルゲン検査をしました。

いくつかの雑草や杉のほか、猫にも反応が出ていました。
昔はなかったのに・・

医師はまた猫をやめるよう言いました。


原因は猫だけじゃない、
いまさら猫はやめられない、

そう思ってまた聞き流しました。


でもじつはアレルギーは年齢と共に変わってくるのでした。
昔はなかった猫アレルギーが出るのも不思議ではなく・・

それまで雑草による花粉症とばかり思っていたのが、
じつは猫アレルギーが強く出てきていたのでした。

喘息と花粉症の薬には抗アレルギー剤も入っていたので、
それと気付かずに猫アレルギーにも対応してたわけですね。



猫アレルギーの症状
花粉症とほぼ同じです。
 
   ↓

の充血、痒み、腫れ、涙

の中の痒み、くしゃみ、鼻水、鼻づまり

の痒み、痛み、咳

の中の痒み

皮膚の痒み、蕁麻疹、ミミズ腫れ


命にかかわる症状でないとはいえ、
結構つらいものです。


たとえば

目が痒くて痒くて、
いくら掻いても治まらず、

ヒリヒリしてきても掻くのをやめられず、

結膜の白い部分がブーっとふくれて
眼瞼の外に出てしまったことがあります。

鼻の中が痒くて痒くて、
掻きすぎて鼻血が出ても痒くて、

くしゃみは連発、鼻水は止まらず、
赤鼻になってもティッシュボックスを離せず、

夜寝ていても枕に鼻水が垂れ、
かと思えば呼吸できないほどの鼻づまり。

アレルギーと無縁の人には想像できない苦しみです。


抗アレルギー剤を何度か変えてもらいながら
なんとかしのぎました。

猫を手放すことは考えませんでした。



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【猫アレルギー対策、予防と低減】

花粉症と猫アレルギー

あれこれ苦しみながら、
楽になる方法を模索しました。

病院の薬のほかにできる対策は何か?

本気で対策しなければなりませんでした。


猫アレルギーを予防する方法
猫アレルギーの症状を低減する方法として

一般的には次のような方法が勧められています。
  
    ↓

●部屋の掃除を頻繁に行なう。
 
 アレルゲンの付いた猫の抜け毛を掃除機で吸い取る。
 水拭き雑巾で猫のフケを取り除く。
 
●猫に触ったら手を洗う。
  猫を触った手で目や鼻に触らない。

●猫をこまめにブラッシングする。
 
 猫アレルギーのアレルゲンは、猫のふけや唾液、汗、肛門腺分泌液
 などに含まれており、グルーミングによって体中の毛に付着します。
 ブラッシングすることでそれらを取り除きます。
 
 シャンプーを勧める人もいますが、その効果は長続きせず、
 むしろ抜け毛対策にもなるブラッシングの方が効果的です。

●猫ベッドや猫トイレを清潔に保つ

 猫ベッドは当然アレルゲンにまみれています。
 アレルゲンは尿にも含まれていますのでトイレも。

●家具やカーペットに布製のものは避ける。
  カーテンや敷物は定期的に洗う。

 布製品はアレルゲンを吸着しやすいのです。
 布製のぬいぐるみも要注意!

●HEPAフィルター付きの空気清浄機を使う。

 細かい粒子の捕集に強いHEPAフィルター付き空気清浄機を
 使うことで空気中のアレルゲンを除去できます。
 
●寝室に猫を入れない。
  猫の居住空間を限定する。
 
 これはなかなか難しいことですが、
 アレルゲンに触れる時間を減らすことになります。
 
 

手洗いや部屋の掃除、ブラッシング、猫トイレ掃除などは
なんとか頑張れますが、

布製の家具を避けるとか、寝室に猫を入れないとかは、
ほとんど無理でした。



そうこうしているうちに
また猫を保護せざるを得なくなり、

猫の数は増え続け、7匹を超えました。


しかしやがて
自分の家の猫には反応しなくなっていることに気付きました。

野良猫やよその家の猫には反応して猫アレルギー症状が出ます。


じつは以前から

アレルギーのためというより喘息のためにいくつかのサプリを飲んでおり、
中には免疫をあげるサプリもありました。

免疫力が上がったのかな?

少し気をよくした私は、勧められた酵素も飲み始めました。



【猫アレルギーからの解放】

猫の保護に関してなぜか周囲の人からあてにされ、
また猫を保護せざるを得なくなりました。

10匹を超すあたりでもう限界だと思いました。

猫アレルギーが、ではなく居住空間が限界でした。


ボランティア仲間と共に
保護猫たちの里親募集会を開くようになりましたが、

病気持ちや高齢の猫は出せませんし、
子猫と違って大人猫はなかなか申し込みがありません。

結果、病気の猫や高齢猫は残っていき、
抱える猫の数は減るどころか増えるのでした。


ペット可の借家でしたが、
もっと広い家に引っ越したときは16匹になっていました。



IMG_3631x2.jpg



ところで

猫の保護活動が忙しくなって
この夏は病院へ行く暇もないくらいでした。

気が付くと、サプリは続けていましたが、
1ケ月間病院の薬を飲んでいません。


あれ?

喘息大丈夫なの?

猫アレルギーはどうなった?


もしかして、と思って
さらに1ケ月病院へ行かないことにしました。

薬を飲まずに自分の症状を確認したのです。

朝起床時はいっときクシャミ鼻水が出ます。
寒い日は少し胸が苦しくなります。

でも耐えられないほどではありません。


やはり免疫力が上がったのかな?と思いました。

実際、免疫力の強化がアレルギー対策に重要として
勧められているのです。


ここまで来るのに10年以上経過していますが、

何年もかけて徐々に体質改善されたのは
酵素や免疫サプリのおかげかもしれません。


また、猫たち自身がアレルゲンをあまり出さなくなって
いるのかもしれません。

猫の飲み水にも酵素を垂らしていますので、
その効果も少なからずあると思います。


そのようなわけで、長い年月を経て
私の猫アレルギーは重要問題ではなくなりました。

私はこれからも猫たちと共に暮らしていきます。


もし今あなたが
「猫は好きだけどアレルギーだから」とためらっているのでしたら
この話を参考にしていただければと思います。

しかしながら
アレルギー症状には個人差があり、

中には生死に関わる重症な人もいますので、
一概に断定することはできません。

心配な方にはアレルゲン検査を受けることをお勧めします。


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