肛門不全で巨大結腸症の猫、障害にもめげずに生きる [猫の病気]
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“巨大結腸症”とは猫に多くみられる病気で
文字通り、結腸が巨大になってしまう障害です。
図でみるとこうなっています。
↓
そして“肛門不全”とは
文字通り、肛門がきちんとできていないという障害です。
関連しあっているので
両方併せ持つ猫が多いようです。
この子猫は保護してからこれらの障害を持つ猫だとわかりました。
↓
“巨大結腸症”は先天的な場合が多いと考えられています。
長期にわたり便秘の状態になり、結腸の弾力性が失われて異常に太くなった状態です。
排便姿勢をとっても粘膜・軟便が少しだけ出るだけだったり、
排便をしようとしても便が出ない状態が続いたりします。
重い便秘の症状が現れ、嘔吐、食欲廃絶、脱水状態など、 見過ごせない症状に陥ります。
たかが便秘とあなどることはできません。
この子猫の場合、骨盤の発育不全だけでなく
排便・排尿の神経も正常に機能していないようで、
自力では排泄できません。
巨大結腸ですので
排泄されない便が結腸に溜まっていくだけ。
保護されずに野良のままだったら
人知れず消えていく命だったでしょう。
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治療法としては
人の手による便出しとなるわけですが
便をやわらかくする必要がありますので
まずは食事管理が大切です。
食物繊維の多いエサで便をやわらかくカサ増しし、
出しやすくします。
そして
●下剤や便を軟らかくするクスリ
●腸の動きをよくするクスリ
●浣腸
などを組み合わせてみます。
ただし子猫にグリセリン浣腸は、
脱水症状になる危険がありますので注意が必要です。
外科的治療法としては
結腸の部分切除や肛門の拡張手術
骨盤の拡張手術などがあります。
この子猫の場合
肛門の拡張手術を行ないましたが
やはり自力排泄には至りませんでした。
定期的に病院に通い
人の手による排尿排便を行なっています。
本人は障害者の自覚などないので
いたってやんちゃに過ごしています。
常におむつをしていることも嫌がらず
病院通いにもめげず
一生懸命生きています。
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“巨大結腸症”とは猫に多くみられる病気で
文字通り、結腸が巨大になってしまう障害です。
図でみるとこうなっています。
↓
そして“肛門不全”とは
文字通り、肛門がきちんとできていないという障害です。
関連しあっているので
両方併せ持つ猫が多いようです。
この子猫は保護してからこれらの障害を持つ猫だとわかりました。
↓
“巨大結腸症”は先天的な場合が多いと考えられています。
長期にわたり便秘の状態になり、結腸の弾力性が失われて異常に太くなった状態です。
排便姿勢をとっても粘膜・軟便が少しだけ出るだけだったり、
排便をしようとしても便が出ない状態が続いたりします。
重い便秘の症状が現れ、嘔吐、食欲廃絶、脱水状態など、 見過ごせない症状に陥ります。
たかが便秘とあなどることはできません。
この子猫の場合、骨盤の発育不全だけでなく
排便・排尿の神経も正常に機能していないようで、
自力では排泄できません。
巨大結腸ですので
排泄されない便が結腸に溜まっていくだけ。
保護されずに野良のままだったら
人知れず消えていく命だったでしょう。
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治療法としては
人の手による便出しとなるわけですが
便をやわらかくする必要がありますので
まずは食事管理が大切です。
食物繊維の多いエサで便をやわらかくカサ増しし、
出しやすくします。
そして
●下剤や便を軟らかくするクスリ
●腸の動きをよくするクスリ
●浣腸
などを組み合わせてみます。
ただし子猫にグリセリン浣腸は、
脱水症状になる危険がありますので注意が必要です。
外科的治療法としては
結腸の部分切除や肛門の拡張手術
骨盤の拡張手術などがあります。
この子猫の場合
肛門の拡張手術を行ないましたが
やはり自力排泄には至りませんでした。
定期的に病院に通い
人の手による排尿排便を行なっています。
本人は障害者の自覚などないので
いたってやんちゃに過ごしています。
常におむつをしていることも嫌がらず
病院通いにもめげず
一生懸命生きています。
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タグ:肛門不全 巨大結腸
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